
インタビュー“全拒否”で「政治家の資質」を問われてしまう
元「おニャン子クラブ」のメンバーでタレントの生稲晃子さんが7月11日、自身のTwitterを更新。10日に行われた参議院選挙での当選を報告した。
しかし、開票日の各テレビ局での選挙特番に出演しなかったことについて、テレビ東京の「池上彰の参院選ライブ」内で「陣営の方は“生稲さんは国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りないから”だというふうにおっしゃってました」という報告があった。
これに対して、出演していた宮崎美子さんや勝俣州和さんは驚愕し、「そもそも、ぜひ私に(投票を)と言い続けてきたわけですよね。当選が決まるのであれば、これからこういうことをやっていきますということをみなさん伝えるということが政治家としての責務、責任ではないのかなと思いますけどね」などと池上彰さんは語った。
「池上が正しい」「法的義務はない」など賛否の声
これについて、
■「ただのど素人だからな」
■「単純に池上彰に関わりたくなかったとかなんじゃない?」
■「池上が正しい」
■「注目されてんだから何か応えろよ」
■「番組に出演しなければならない法的義務はない」
などのコメントが寄せられた。
「時間的制限もあった」「ありえません」などと猛反論
その後、生稲晃子さんの選対本部は、この放送内容について以下のように述べ、全面的に否定している。
「情勢から当確がいつ出るのか分からず、また2つの選挙事務所へのあいさつもあり、時間的制限もあった。1つの局に出演すれば、全局に出演となるので、0か100かを選ぶ時に、0の方を取りました」
さらに、「陣営関係者が『国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りない』と述べた」という点についても「ありえません」としたうえで、「政治家の資質がないと言われるのであれば、これから政策を提言し、評価してもらうしかない」と答えている。
「ここからの6年間、全力で働いていきます!」と国政への強い意志を表明した生稲さんだが、政治家として今後活動していくためには、自分の主義主張を自らの言葉で語っていくことがこれまで以上に重要になってくるということを肝に銘じてもらいたいところである。
おかげさまで当選を果たすことができました。
初めての挑戦で、困難に直面することも多く、さらに安倍元総理の突然の死もあり、とても大変な道のりでしたが、皆様のおかげでここまでたどり着くことができました。ご支援に心から感謝申し上げます。
ここからの6年間、全力で働いていきます! pic.twitter.com/fTifO27rGn— 生稲晃子 いくいな晃子(参院自民党公認候補・東京選挙区) (@ikuinaakiko1917) July 10, 2022
生稲晃子さんは1968年4月28日生まれ。東京都小金井市出身。1986年「おニャン子クラブ」の会員番号40番としてフジテレビの「夕やけニャンニャン」でテレビ番組デビュー。工藤静香さん、斉藤満喜子さんとのユニット「うしろ髪ひかれ隊」として1987年に「時の河を越えて」でデビュー。さらに1988年には「麦わらでダンス」でソロデビューをはたしている。2000年代以降は女優やタレントとして活動。2011年に乳がんが発覚し、何度かの手術の後、2015年に公表した。