トラブル続きの「スシロー」
大手回転寿司チェーン店「スシロー」の一部店舗が実施した、「生ビールジョッキ」の半額キャンペーン企画が大きな物議を醸している。
＜記事によると＞
スシローは13日から「何杯飲んでも『生ビールジョッキ』半額キャンペーン」を実施している。通常価格528円（税込み）の生ビールジョッキを、半額の264円（同）で提供する。
ツイッターでは、12日時点でキャンペーンを知らせる広告が店内に掲出されていたとして、誤って商品を注文してしまったと訴える投稿が寄せられた。投稿者は「フェアの開始日書いてないのに席に貼られてたら、今実施中と思うのが普通では」と苦言を呈している。
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2022年07月13日11時49分「J-CASTニュース」
https://www.j-cast.com/2022/07/13441641.html
実際のツイートはこちら
スシローで生ビール何杯飲んでも半額ってあったから、元々お酒飲む予定じゃなかったけど注文して会計が半額されてなくて確認したら、これは予告であって今は実施していないとのこと｡｡｡ フェアの開始日書いてないのに席に貼られてたら、今実施中と思うのが普通では､､､？w pic.twitter.com/cru1bMO69J
— くまぴ (@eki_pi) July 12, 2022
確かに、店内に掲載されている広告には、キャンペーンの開始日が一切記載されていない。書いてあるのは「7/28（木）」という終了日だけである。この宣伝方法では、投稿者のように勘違いしてしまうのも無理はなく、投稿者以外にも数多くのお客さんがこの“トラップ”に引っかかっているに違いない。
この騒動を受け、運営元のあきんどスシローは7月13日、公式サイトに「7月13日からの何杯飲んでも『生ビールジョッキ』半額キャンペーンに関するお詫びとお知らせ（速報）」を掲載。
「この度、スシローで本日（7 月 13 日）より開催いたします下記キャンペーンの告知物を、本来キャンペーン開始日から掲出すべきところ、一部店舗にてキャンペーン開始前に店頭に掲出していたことが判明いたしました。
それにより、対象のお客さまには大変なご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。また、本件につきまして、下記対応をさせていただきます。
現在、誤って掲出しておりました期間、対象となる店舗につきましては確認中ではありますが、判明している内容につき、下記の通りお知らせいたします。なお、確認ができましたら、改めてお知らせさせていただきます」（一部抜粋）
としている。
「完全にアウト」「誰が頼んでも間違える」と非難が続出
この詐欺まがいの広告に対して、ネット上では
■「開始期間が書いてなく、完全に誤解を生む内容なので、景品表示法違反です。完全にアウト！」
■「いつから、って言う記述が無いのはかなり問題があるのでは…」
■「小売店で店長をしているものです。これは完全に景品表示法違反です。おとり広告に当たります」
■「懲りないなぁスシロー。ずっとこの路線でいくのか」
■「これは酷いですね。開始日を書いてなかったら誰が頼んでも間違えると思います」
■「スシロー好きだっただけに反転して今は不信感でいっぱい こういうやり口日頃から見てるけど常態化してるよ」
といった声があがっている。
”おとり広告”で消費者庁から措置命令も
「スシロー」の炎上騒動は、これだけはない。先日には、現在提供中の「生うに」がメニュー掲載写真と異なるとの理由で、一部SNS上は大荒れ。これが“おとり広告”に該当するとして、消費者庁は運営会社に対して景品表示法に基づく措置命令を出していた。
庶民の味方であるはずの回転寿司店。その大手が、このような失態をさらし続けるのは、ある種の”裏切り行為”といっても大袈裟ではないだろう。
