秀岳館監督「退職」で逃亡成功か… “お咎めなし”確実で「どうして受理するのか」「何の処分も受けずに退職金?」など疑問の声も

私立秀岳館高校(熊本県)の男子サッカー部で、男性コーチが部員らに暴力を加えたとされる問題に進展が見られた。

記事によれば

熊本県八代市の私立秀岳館高サッカー部の男性コーチ(30歳代)による暴行事件で、部員による謝罪動画の投稿に関与していた段原一詞監督(49)が退職願を出し、学校側が受理したことが関係者への取材でわかった。

(中略)

学校側は今月5日の記者会見で、段原監督がこの動画の撮影に立ち会い、部員にマスクを外して名乗るよう求めるなど、関与していたことを明らかにしていた。

詳細はこちらから
5/17 21:47「讀賣新聞オンライン」
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c39c8ecadbe719ee70ced56abf421a2ee3fbd30

事件の発端

4月中旬、男性コーチが部員を殴り、蹴る動画がSNS上でアップされたことで発覚。その動画は拡散され、多くの反響を呼ぶことになったのだが……これを受け、部員らが「たくさんの人に迷惑をかけて申し訳ありません」などと謝罪する動画が、サッカー部の公式Twitterにアップされた。なお、その男性コーチは部員への暴行容疑で書類送検され、懲戒免職処分になったという。

その後、取材を受けた段原氏は「「謝罪動画は部員が自発的に撮った」「(事件に)関与していない」などと釈明。しかし、流出した部内会議の音声で「被害者は俺」と発言し、謝罪動画も監督の指示で撮影されていたことが明らかになった。

段原氏の退職報道に対してネット上では……

・「これは受理しちゃっていいのか?依願退職という事は何の処分も受けず、退職金も貰えるという事なのでは?」
・「どうして段原監督の退職届を受理しちゃうかな。受理して学校はどうするのかな。コーチは起訴され懲戒免職になったけど、段原監督も長年の暴力は把握していたでしょうが」
・「コーチは公に暴力の証拠映像が流れているから懲戒免職で、監督は卒業生のウワサ話で直接的な暴力行為の証拠はない(恫喝に近い音声はあるが)から依願退職ということですか。
今頃学校側は一安心でしょうね」

など、退職届を受理した学校側に対して疑問の声が多くあがっている。

すんなりと退職を受け入れた学校側のイメージも悪くなる一方?

直接的な暴行はなかったとはいえ、「被害者は俺」、また「仲間の弁護士と訴えるぞ」という恫喝まがいの発言も発覚した段原氏。部の監督、いやひとりの人間として責任を追及されても不思議ではないだけに、段原氏の退職をすんなりと受け入れた学校側のイメージも悪くなる一方だろう。ネットやSNS上での評判を見る限り、来年の志願者・受験者数にも悪影響を及ぼしそうな予感だ。

このまま“お咎めなし”というわけにはいかなそうだが、はたしてどうなるのか。