「ゆっくり茶番劇」商標権を巡る騒動にネット大荒れ… 「ゆっくりを返せ」「お前のものじゃねぇだろ」など批判殺到

「柚葉 / Yuzuha」Twitterより

同人サークル「上海アリス幻樂団」が制作する「東方Project」。その二次創作として大人気の「ゆっくり」シリーズで、デフォルメされた頭部のみのキャラクターに合成音声を当てた「ゆっくり茶番劇」が商標登録されたことで、ネット上では登録者の柚葉氏に対して批判の声が相次ぐ事態となっている。

Twitterで商標登録を発表した柚葉氏。

最初の発表では、「ゆっくり茶番劇」を商用利用する場合は「年間10万円の使用料を求める」としたが、ファンやネット上での批判を受け、柚葉氏はTwitter上で「使用料のお支払いは不要と定めることに決定した」と発表している。

「使用料は不要」と方針転換

ファンは怒り心頭

しかし、この無償化という代替案だけでファンは納得するはずもなく、Twitter上では「#ゆっくりを返せ」「#柚葉を許すな」といったハッシュタグとともに、

・「みんなは使用料の事じゃなくて、あなたみたいな第三者の身勝手なゆっくり茶番劇の商法登録に怒ってるんだよ。せっかくみんなで作ってきたゆっくりを壊そうとするんじゃない」

・「ライセンス契約が不要になったところで5年後になっていきなりまた金を請求する可能性もあるから早く商標登録を解除してほしいな」

・「色んな人敵に回して鋼のメンタルだね。例の人絶対許さねぇけどな」

・「僕はゆっくり茶番劇好きだし、東方ファンだけど、そうじゃなかったとしても、この騒動には反対だなぁ」

などと怒りを露わにしている。

著名人の反応は……

■ドワンゴ専務取締役COO・栗田 穣崇


■タレント、謎解きクリエイター・松丸亮吾


■漫画家・やしろあずき

今回の商標登録は「犯罪ではない」

ネット上は現在も荒れに荒れる状況だが、そもそも今回の商標登録が違法にあたるのか気になるところ。

この件について、アトム法律事務所の代表で弁護士YouTuberでもある岡野武志氏が動画【「ゆっくり茶番劇」の商標登録は違法ですか?弁護士がわかりやすく解説!】内で分かりやすく説明している。

岡野弁護士によれば、今回の商標登録は「犯罪ではない」とし、警察が動くような「刑事のトラブル」はなく、「民事のトラブル」とのこと。商標登録の「無効・取り消し」など詳細については、当動画をご覧いただきたい。